化学メーカーを志望しているのですが、英語が必要と聞いて焦っています。
本当に英語は必要なのでしょうか?
こんな疑問にお答えします。
就活していると、「英語は話せないといけない」「TOEIC○○点以上必要」など噂がまわってきますよね。。。私も就活をしていた時は非常に不安でした。今回は、化学メーカーの現役社員である私が、TOEICが必要なのか、社内ではどんな時に英語を使うのか、などを経験談をもとにまとめました。お時間あれば、最後まで見ていってくださいね。
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文系で化学メーカーを志望しているが、TOEICが必要なのかを知りたい
入社後も英語を使う機会があるか知りたい
・化学メーカーの選考でTOEICは必要?
・TOEICの点数はどれくらいでOK?
・入社後は英語を使うか
・筆者おすすめのTOEIC勉強方法
1.化学メーカーへの就職にはTOEICが必要?
でも入社してからがんばってる先輩社員もいますよ!
TOEICが必要な理由は以下の3つです。
・顧客は海外の方が多い
・海外採用の外国人も社内にいる
・コスト削減による海外拠点の設置が急増
化学メーカーにとって、利益を出すためには不要コストの削減は大切です。
なぜなら、化学メーカーは規模が大きいため、少しの削減で利益が大きくプラスになるからです。
例えば、100人採用して、製品をつくるとします。
中国の平均年収は日本の約1/4といわれているので、
日本人の年収を400万円、中国人の年収を100万円とします。
中国:100×100万円=1億円/年
4億円(日本)ー1億円(中国)=3億円/年
なんと3億円/年のコストを削減できます!
このほかにも製品をつくるのに使う電気やガス、工場のメンテナンスにかかる費用も中国のほうが安いです。
これが、海外拠点の設置が急増している理由です。
・顧客は海外の方が多い
化学メーカーの販売先はいろいろありますが、例えば半導体に使う製品を作っていた場合です。
半導体は、電気機器に使われます。具体的には、スマートフォンやパソコン、家電などです。
スマートフォンで有名なのはi-phoneですが、アメリカの会社であるAppleがメーカーですよね。i-phoneに使われる半導体は中国や台湾で作っていたりします。つまり、海外の顧客がどんどん増えています。その一方で、日本国内の需要はあまり変わらないか、少しずつ売り上げが減っているのが現状です。
ちなみに、海外へ売り上げた金額の比率のことを、海外売上高比率といいます。その海外売上高比率が過去20年でとても増えた会社を探しました。大手化学メーカーのクラレについては、なんと924億円⇨3,913億円(2001vs2019)と、金額で2,989億円、約4倍です。
このことから、顧客は海外の方が多いことがわかります。
引用元:クラレ公式HP 海外売上高の推移
https://www.kuraray.co.jp/ir/analysis/oversea
・海外採用の外国人も社内にいる
筆者の所属する化学メーカーには、たくさんの外国人が働いています。マレーシア、シンガポール、中国、台湾など本当に多国籍です。特に、技術職の中での外国人比率は高いです。彼らはとても優秀なので、日本語も上手に話せます。ただ、自分の研究内容についての発表などでは、英語を使います。なので、英語がわからないと業務がしづらくなることもあります。
2.TOEICの点数はどれくらいでOK?
入社前だと、600点はほしいところですが、なくてもOKです!
なぜなら、入社後に勉強しながらキャリアアップをすればいいからです。
この記事を読んでいるあなたは、英語以外にも取り組んでいたものがありますよね。
その内容を面接ではアピールをして、入社後に英語をがんばれる能力があることを示しましょう!
ちなみに、入社後、英語を多く扱う仕事をしたいのであれば、700点は必要ですね。
(海外営業、海外マーケティング、海外子会社の採用担当など。)
もしまだ点数が足りなくても大丈夫です。少しずつ勉強していきましょう。
ただ、結果として、TOEICのスコアは、化学メーカーの選考では重要視されているのは本当です。
3.入社後は英語を使うか
営業と事務の経験ある私の経験談をこれから話しますね!
それでは、営業経験3年、事務(経理)経験3年の筆者のケースをご紹介します。
・海外顧客とのメール対応
・技術部員とのコミュニケーション
・海外顧客へのプレゼン
・海外顧客へのプレゼン
入社1年目で英語ができるから、という理由だけで、海外顧客へのプレゼンを行いました。
語学ができるというのは、若手の私たちが思う以上に、価値があるようです。
会食にも同席し、通訳をしたりもしました。
・海外顧客とのメール対応
これも英語ができる、というだけで仕事がふられました。
化学製品は輸出入するものもあります。なので、メールで輸出入業務の手続きなどをやりとりするときに英語を使います。ただ、使う英語は決まったものなので、英語が得意でなくてもできる業務です。
・技術部員とのコミュニケーション
本当に日本のメーカーで働く外国出身の技術部員はめちゃくちゃ優秀です。日本語もすごく上手。でもやっぱり、英語の方が楽なんだそうです。普段の会話や、業務の打ち合わせでも少しは英語を使えたほうがコミュニケーションがとりやすいです。
・英語での資料作成
・海外の子会社とのメール対応
筆者の場合は、経理部の中にある業績管理担当をしています。
会社の規模が大きいと、海外に子会社があります。なので、業績を毎月社長に報告するために、子会社とメールでやりとりをする必要があるんです。子会社から送られる資料は英語なので、リーディングが苦手だと少し仕事がやりづらかったりします。
・英語での資料作成
子会社へ勤める外国の社員も資料を使います。なので、資料を作る時は、英語版と日本語版の両方を作らなければいけません。なので、英訳する作業が伴います。
と、業績管理という立場でも、英語を使う機会があります。また、その後のキャリアアップのためにも英語はやっておいて損はありません。なぜなら、企業買収を扱う部署や海外子会社の責任者になることもあるからです。
4.筆者おすすめのTOEIC勉強方法
これから挫折しにくくなる、おすすめの参考書を紹介しますね!
・スマホ音声対応
・それぞれのPartに特化している
・TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング(TOEIC L&R TEST)
TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング (TOEIC TEST 特急シリーズ)
TOEIC初心者〜中級者
なかなか勉強が続かない
リスニングが苦手
1日5分で挫折しにくい
ナレーターが多国籍で実戦に近い
たまに難しい問題がある
リスニングに特化した参考書です。
1日5分でできるように構成されています。なかなか勉強が続かない人にはかなりおすすめです。
ただし、少しだけひっかけ問題がまぎれています。
TOEICをまったくやったことがない人はむずかしく感じるかもしれません。
とはいっても、1日5分なのでかなり挫折はしにくい内容です。
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まずは「継続すること」を目標にしましょう!
・1駅1題!TOEIC L&R TEST 文法特急
TOEIC初心者〜中級者
文法が苦手
Part5で間違いが多い
問題を解くだけで文法力が身につく!
解説がわかりやすい
音声DLできて、リスニングの練習にもなる
すべての出題範囲を網羅できない
リーディング特化の参考書です。特に、Part5が苦手な人にはおすすめです。
問題を解いていくだけで、文法力が身につくのでとてもおすすめです。
・TOEICテスト 新形式精選模試リーディング2
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ちょっとだけ難しい
TOEICに精通している先生方が携わっていることもあり、本番にかなり近い内容で、おすすめです。
たまに難しい問題が入っているのですが、あまり気にしなくて大丈夫です。
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ちなみに、登録2週間までなら無料で使えます。
※解約は登録完了メールからすぐにできます。
5.まとめ
・大手を志望する場合は、700点以上あったほうがいいです。でも、他にアピールできるものがあればOK!
・入社後も英語を使うことが多いです。特に、営業配属の場合は周りと差をつけることができます。
・TOEICのスコアアップには模試を解くのもOKですが、隙間時間を利用できる薄めの参考書があると便利です。
いかがでしたでしょうか。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。